『おしたら おしまい』
本において重要な要素といえば、表紙であると私は思います。
表紙とはいわばその本の顔であり第一印象を与える要因であります。
顔というのは人においても重要です。
例えば美男美女であればとりあえず仲良くしたいと思うでしょう。
しかし醜男醜女であればとりあえず距離を置こうとなるかと思います。
もちろん結果的にはその人の性格が重要になるのでしょうが、それでも最初の取っ掛かりというのは大事です。
というわけでやはり本の表紙というのもまた大事なのであります。
ふらりと立ち寄った本屋さんで目を引くような表紙であれば、手に取ってしまいたくなるものです。
いくら内容が良かったとしても手に取ってもらえなければ意味がないですからね。
それを踏まえるとロボットマートで売っているこの絵本『おしたら おしまい』は、素晴らしいものであると言わざるを得ません。
全体的に暗いというのは、“手に取りたくなる”という事とかけ離れているように思うかもしれません。
しかしながらこの暗さがあるからこそ、真ん中あたりに宝物のように輝き誘惑する黄色のボタンが映えるのであります。
この男の子の真っ直ぐにボタンを見つめる瞳から、ボタンがいかに魅惑的なのかを見て取ることができます。
そしてその誘惑こそがこの本のコンセプトでもあり、見事に表紙で表現できていると言えるでしょう。
さらに着目すべきは『おしたら おしまい』というロゴです。
単色ではなく、うっすらとまだら模様になっていることが不気味さを演出しております。
それに加え文字の配置が一直線ではなく、ガタガタになっていることもまた不気味さを増す要因に一役買っております。
整然としているのではなく、今にも崩れ落ちてしまいそうな、そんな危うさを感じます。
また“おしたら”が黄色で“おしまい”が赤色なのも見事です。
信号機を思い起こしてみると黄色とは注意を促す色、赤色とは危険を表す色でございます。
それを踏まえれば“おしたら”は、それをやってはいけないことだと注意したい言葉であり、
“おしまい”は危険な結果を表している言葉であるので、イメージ通りとなっております。
それから男の子の髪の色がオレンジ色で、ボタンが黄色になっている点にも注目したいですね。
黄色とオレンジ色といえば月と太陽。
片方が空に浮かんでいるとき、片方は見えなくなる。
いわば月と太陽は相容れない存在であり、この男の子とボタンは交わってはいけない存在だと暗に示しているように感じました。
と、ここまで私がこの表紙を見て思ったことを語ってきましたが、皆さんにもこの表紙がいかに考えられて作られた、こだわり溢れる表紙か伝わったことと思います。
作者の意図とは違った感想を抱いていたり、作者の狙いに気が付けていない点であったりも多々あるかと思いますが、感じ方は人それぞれということでご容赦いただければと思います。
また内容に関しましても子供に楽しみながらITリテラシーを学ばせることのできる、これ以上にない教材となっております。
私も物凄く久しぶりに絵本を読んだのですが、大人が読んでもしっかり楽しめる、そんな内容となっております。
なんだか絵本を読むと童心に帰ったような気持ちになるのも良いですね。
親子ともども楽しんでいただければと思います。
本当は表紙だけではなく内容についても語りたい気持ちでいっぱいなのですが、それをするとこの商品紹介記事があり得ないくらい長くなってしまうことが目に見えています。
それに皆さんには私の感想によるノイズないしに中身を楽しんでもらいたいですしね。
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