香り豊かで爽やかな柚子のサイダー

温泉って何が良いのでしょう？　という問いに対して、
数年前の私であれば答えることができなかったと思います。
幼少期の私からすれば温泉は精々泳げるくらい広いお風呂という認識であり、
長く温泉に浸かっているくらいだったらもっと遊びたいと思っていました。
旅館に着いて１日に二回も三回も温泉へと向かう両親に首を傾げながら、
私は姉と遊んでいたのが懐かしいです。

ところが歳を取るにつれその良さがわかってきました。
何かしていないと気が済まなくて落ち着きがなかった幼少期とは違い、
のんびりゆったりとした時間の良さがわかったことは、
温泉の良さに気が付けた要因の一つでしょうか。

それに考えてみれば温泉の良い理由はたくさんあります。

温泉というのは基本的には旅行と結びつけることができるかと思います。
少なくとも私はそうです。
身体に身に着けているものを全て取り去りお湯に浸かるという行為は、
何の障害もなくその土地を体全身の肌で直接感じることに他なりません。
だからこそ旅行に来たぞー！　という感覚がより強く意識され、
普段と違う場所という特別感、旅行をするということの達成感が得られます。

また温泉には様々な効能があります。
疲労回復というのは大体どの温泉にもあるかと思います。
蓄積された疲労感がとれればとれるほど、それは今日まで自分が頑張ってきた証です。
つまり温泉によって疲労感は充実感や満足感へと変化するのです。

本当はもっと語りたいのですがこれ以上語ると止まらなくなってしまいそうなので、
今日のところはこの辺にしておきましょう。
ということで今回ご紹介する商品は、
私が温泉を初めて良いと思うことができた場所に関する商品になります。

この呼吸をするのも忘れてしまうくらいの美しい女性が描かれたラベルが目印の商品。
『金沢湯涌サイダー柚子乙女』になります。
今は昔、私は金沢に住んでいたことがあり、
そのときに石川県を代表する名湯『湯涌温泉』に行きました。
それはもうとても気持ちが良く私が温泉を好きになるきっかけとなりました。
この美人画はそんな湯涌温泉と切っても切れ離せないほどに縁がある、
大正ロマンを代表する画家である竹久夢二が描いた作品になります。